2011年12月19日

添加剤のカガク

海水を始めることにした
といっても予定はニモ2匹+サンゴイソギンで後は可能なら共生ハゼとテッポウエビにカーリー(正確にはセイタカイソギンチャク)対策にペパーミントシュリンプ程度だが
さて海水を始めてライブロックとか投入しだそうとすると添加剤が欲しくなるのは仕方が無い
そこで色々と調べてみるとライブロック維持には「カルシウム」「ストロンチウム」「マグネシウム」「ヨウ素」が必要なようだ
この4つを含んでいる添加剤をチャーム楽天市場店で調べたところパープルアップと海液ZとマリンミネラルZの3種類が安そうだった

それぞれを比較してみよう
商品名価格ml単価
パープルアップ480ml2250円4.69円/ml
海液Z500ml1250円2.50円/ml
マリンミネラルミックス250ml1570円6.25円/ml

こうしてみると最もコストパフォーマンスに優れているのは海液Zで最もコストパフォーマンスが悪いのはマリンミネラルミックスということになりそうだ
だがカガクテキ計算をすると実際は逆ということがわかる

各製品の説明を読むと
・パープルアップは100リットルあたり3mlを毎日
・海液Zは10リットルあたり10mlで1〜2週間に1回
・マリンミネラルミックスは50リットルあたり5mlで毎週
となっている

1回あたりの使用量が違うのだ
使用頻度も異なっている

そのためコスト計算をするなら1日あたりのコストに計算しなおす必要がある
そこで100リットルの水を維持できる日数を求め1日あたりコストを計算してみた
※海液Zは10日に1回で計算
商品名価格使用可能日数1日分コスト
パープルアップ480ml2250円160日14.0円/日
海液Z500ml1250円50日25.0円/日
マリンミネラルミックス250ml1570円25週9.0円/日


こうやって比較するとマリンミネラルミックスが最もコストパフォーマンスに優れており海液Zが最もコストパフォーマンスが悪いことが判る
この計算は添加剤だけでなくカルキ抜き剤や測定剤などでも使用したほうがいいだろう
タグ:添加剤
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2011年10月25日

アクアコンパクト2004の有効活用

エーハイムアクアコンパクト2004という製品がある
あのエーハイム製品だが安いところでは2000円台で売られているという謎商品だ
某店で叩き売りされていたので購入してみたところ叩き売られている理由がわかった

たしかにサイズはコンパクトだが使い勝手が悪すぎるのだ
特にホースがやたらと折れやすい
また水中ポンプも水槽に高さが必要で融通が利きにくく縁無し水槽でないと設置できない(ちなみにうちの水槽は全て縁あり)
スペックとしては小型水槽用なのに何がしたいんだ!

というわけでアクアコンパクト2004を縁あり水槽で使用可能にする方法は無いか色々と試してみた
結果メガパワー2045と連結することができたので参考に掲載する
まず使い勝手が悪すぎる水中モーターは使わずメガパワーの水中モーターを使用する

メガパワー2045はジェッ糞と揶揄されるGEX製の外付けフィルターだが性能は悪くない
水中モーターがでかいという欠点はあるが逆にパワフルなため外付けフィルターを2つ連結しても余裕の水量が稼げるのだ

接続は簡単
メガパワーのホースは内寸8の外寸12でアクアコンパクトのそれは内寸12の外寸16だ
そのためメガパワーのホースとアクアコンパクトのホースはねじ込んでアクアコンパクトのホースストラップをきつめに締めるだけで接続できる
よってメガパワーのモーター→メガパワーのホース→メガパワー→メガパワーのホース→アクアコンパクトのホース→アクアコンパクト→アクアコンパクトのホース→メガパワーのホース→メガパワーのシャワーパイプという接続が特別に何か購入しなくても簡単に出来るのだ

DSCN0093.JPG

もっとも外部フィルターを2つ連結させるなら最初からエココンフォート2232なりエーハイムフィルター500なりを買ったほうが安上がりだろ!というのはそのとおりだが水槽のグレードアップなどで使えなくなったファイルターを流用するケースなどでは使えるかも知れない
タグ:工作
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2011年09月28日

AquaHold式水合わせ法

それではAquaHold式水合わせ法を紹介しよう

【準備】
・エアチューブ(適当な長さ)
・1リットル以上入る計量可能な容器(100円ショップの1リットル計量カップが超便利!)
・キスゴム

あとはバケツと一方コックとキッチンタイマーがあると多少便利

【手段】
・魚を200mlの袋水と一緒に計量容器に入れる
・エアチューブの一端を水槽に多めに入れて反対の口塞いでから半分以上取り出す
・指を離すとサイフォンの原理で水が流れ出る
  ※反対側を口で吸って・・・というやり方はカガクテキによろしくないのでこの方法を推奨
・エアチューブを止め結びで縛り水量を調整する
・水を計量容器にポチャンと落ちるように垂らす(多少の酸素補給効果と水の攪拌効果を狙う)
・(あるなら)キッチンタイマーなどを1時間後にセットする
・10分で100mlを基準とするので1分で10ml垂れるように微調整する
  ※5分もあれば調整できるだろう
・1時間放置プレイ
・エアチューブを塞いで魚を水槽に入れる

【カガクテキ解説】
一般的な水合わせではゼロアワーから10分の間は33.3%の水換えを行なう
つまり10分後に33.3%の水が換わっていても問題ないということだ
また最終的に70.4%の水が換わってから10分後に導入可能である
この方法だと10分後に33.3%の水が換わり(1−200/300)50分後に71.4%の水が換わっている(1−200/700)
温度合わせの時間は不要
理論上温度が水槽と合うのは最後に水槽に入れたときでAquaHold式の場合水合わせに使用する60分が温度合わせ時間となるためだ

【補足】
微調整が激ムズなので一方コックで調整しようとするな
あれは「止める」「出す」の目的で使用したほうがいい

7リットル程度のバケツの中に計量カップを入れておくと「タイマーが壊れた」「うっかりセットし忘れた」ときに溢れても安心

60cm標準水槽ならキスゴム使ってエアチューブの高さを水面から0.5mmにしておくと色々な事故が防げる(0.5mm=60×30×0.4=900mlなので)

可能なら水槽側にエアストーンを挿しておくとヒメツメガエルの腹が挟まって水が流れなくなる等の事故が防げる(体験談)

【実績】
この方法による水合わせで以下の生物を水合わせしているが一匹も落としていない
・ミナミヌマエビ
・ネオンテトラ
・グリーンネオン
・ダイヤモンドヘッドネオンテトラ
・オトシンネグロ
・コリドラスパンダ
・白コリ
・ゴールデンハニードワーフグラミー
・アフリカンランプアイ
・ゴールデンペンシル
・アカヒレ
・ヒメツメガエル
・チェリーバルブ
・クーリーローチ
・ヒドジョウ
・トーマシー
ちなみにこの方法ではない手段(いわゆる通常の手段)で行なったところラスボラエスペイが1ヶ月で半数落ちた・・・
タグ:水合わせ
posted by AquaHold at 14:36| Comment(0) | 日記